※2018/08サイト移転しました! https://www.kum-kum.net/

「くむ組む」
文字を、くむ組む。
レイアウトを、くむ組む。
見ているあなたと新たな知識を、くむ組む。
見ているあなたと新たな誰かを、くむ組む。

くむ組んだ冊子で、
新たな何かをくむ組むことができたら、嬉しいです。

vol.9『地方データ本1〜自治体決算から見る未来〜』
vol.8『左右本〜なぜそれが右でそれが左なのか〜』
vol.7『国立国会図書館本2〜納本制度の歴史と現在〜』
vol.6『葉書本〜はがきサイズの謎と郵便事業の近代化〜』
vol.5『くまぬいぐるみ本〜移行対象としてのぬいぐるみ〜』
vol.4『分類コード本〜その順序が気になる〜』
vol.3『盗電本〜電気窃盗の歴史からみる無体物窃盗〜』
vol.2『確率一直線本〜リスクを一直線上に並べてみた〜』
vol.1『国立国会図書館本〜サブカルからみる納本制度〜』

委託先→COMIC ZIN(新宿)、タコシェ(中野)、シカク(大阪)等
どちらもたくさんのミニコミ誌を扱っている書店ですので、
見つからない際には、書店の方にお声掛けください。

2014年08月22日

2014夏コミ、ありがとうございました

こんばんは。
2014夏コミ、サークルスペースへお越しいただいた皆さま、ありがとうございました。

今年の3日目は、昨年より酷暑ではなかったとはいえ、やはり暑かったです。開始から14時ごろまではスペースにいたのですが、その後は休憩したり買い物に行ったりしていたので、ご挨拶できなかった方すみませんでした。今回は前回の反省も踏まえて、予告通りの新刊を出すことができ、また最後まで既刊を絶やすことなく頒布できたのが嬉しかったです。お手にとっていただき、ありがとうございました。

新刊が出来上がっての感想としては、やはり最後のページをちゃんと冊子内に入れたかったことと、いろいろとあれやこれや至らないデザインと内容に気がついてしまい、次回作以降修正しなければと思っている次第です。

スペースで頒布する際に会話した中で、特許分類についてお話しになった方がお二人いらっしゃいました。
日本の特許を特許分類から調べる
なるほど、これは調べてみるとおもしろかったかも。
あと、収録したかったものの時間切れでできなかったのが、まず日本標準産業分類。日本標準産業分類は、第一次産業→第三次産業の順に並んでいますが、そもそも第一次産業と言い出したのは誰か、なぜ産業分類が必要だったのか。これは、クラークの産業分類、経済発展の話からはじまります。
もう一つ、本の後ろに付いている、日本図書コードの一部であるCコード。最近の本の後ろには2つのバーコードがついていると思います。上のバーコードは、ISBNコードを表しており、下のバーコードは、Cコードと価格を表しています。このCコードは4桁で、1桁目が販売対象、2桁目が本の形態、3と4桁目が内容(日本図書分類に準拠)を表しています。

あと、スペースでの会話で興味深かったのは、くむ組むのサークルは文系なのか理系なのか。これはクムが興味のあることを調べているので、文系理系特にこだわりがないというのが答えになります。ただ、その後冊子頒布の様子を見ていると、「国会図書館本」と「盗電本」(文系?)、「確率一直線本」と「分類コード」(理系?)という組み合わせで興味を持たれる方が多く、文系好き理系好きというのはあるのかなと興味深かったです。

委託については、近々いつもの本屋さんで行う予定です。次回のサークル出展は、現在のところ冬コミ(受かれば)の予定です〜。

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posted by クム at 01:34| Comment(0) | TrackBack(0) | vol.4 分類コード本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月12日

C86告知 vol.4『分類コード本〜その順序が気になる〜』

7月頃、いつ夏が来るのだろうと思っていたら、急に夏らしくなっていて、今年の夏はなんか蒸し暑いです。そんな中、夏コミ告知ですー。
< コミックマーケット86
 くむ組む 3日目 東地区 N-45b >
 vol.4『分類コード本
 〜その順序が気になる〜』
 20p, 頒布予定価格300円

 今回のテーマは「分類コード」。人はさまざまな事象について、理解しやすくするために分類して整理します。これまでの冊子を作る中で、いろいろな分類表を目にしてきました。例えば、本を分類するための図書分類表。あるいは、死因を分けるための死因分類表。そして、全国に郵便物を配達するための郵便番号表…。

 ふと、ここで2つのことが気になりました。
 1つめは、分類には活用しやすいようにコードが付くことが多いです。たとえば、001といった具合に。とすると、分類は順序を持つことになる。とすると、その順序はどのように決まったのでしょうか。一見、並列に見える分類に、順序を付けるというのは分類を作るときに、とても苦労したはず。

 もう1つは、分類表は分類するためにあるわけで、つまるところ、分類表にはそのジャンルに関する全てのことが網羅されているのではないだろうかと気づきました。もし、網羅されていないするならば、それは分類できない。なので、分類表を一読するというのは、例えば、図書分類であればすべての図書一覧を知ったのと同じで、また死因分類であればすべての死因一覧を知ったのと同じとなるのではと考えたわけです。

 そんなわけで、いくつかの分類コードを取り上げて眺めつつ、その分類作成にまつわる話を紹介できればと思っています。

−目次−
■社会的な分類を作った人の、その意図が気になる。
■人間の知を分類するという、壮大な図書分類はどのようにして出来上がったか。
■デューイの十進分類法と日本十進分類法、国立国会図書館分類法の違い。
■国際疾病分類と死因簡単分類で死因を分類する。
■郵便番号の割り振りは、鉄道路線に沿って割り振られた。
■インターネットにおける、分類という行為について考える。(ペーパーで配布)

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サンプル↓
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Comike Web Catalogにも登録しています。

既刊も持っていきます。
vol.1『国立国会図書館本〜サブカルからみる納本制度〜』
vol.2『確率一直線本〜リスクを一直線上に並べてみた〜』
vol.3『盗電本〜電気窃盗の歴史からみる無体物窃盗〜』
・2013冬のコピー本「葉書本

立ち読み大歓迎!ぜひ、お立ち寄りください〜。
posted by クム at 01:12| Comment(2) | TrackBack(0) | vol.4 分類コード本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする