※2018/08サイト移転しました! https://www.kum-kum.net/
「くむ組む」
文字を、くむ組む。
レイアウトを、くむ組む。
見ているあなたと新たな知識を、くむ組む。
見ているあなたと新たな誰かを、くむ組む。
くむ組んだ冊子で、
新たな何かをくむ組むことができたら、嬉しいです。
vol.9『地方データ本1〜自治体決算から見る未来〜』
vol.8『左右本〜なぜそれが右でそれが左なのか〜』
vol.7『国立国会図書館本2〜納本制度の歴史と現在〜』
vol.6『葉書本〜はがきサイズの謎と郵便事業の近代化〜』
vol.5『くまぬいぐるみ本〜移行対象としてのぬいぐるみ〜』
vol.4『分類コード本〜その順序が気になる〜』
vol.3『盗電本〜電気窃盗の歴史からみる無体物窃盗〜』
vol.2『確率一直線本〜リスクを一直線上に並べてみた〜』
vol.1『国立国会図書館本〜サブカルからみる納本制度〜』
委託先→COMIC ZIN(新宿)、タコシェ(中野)、シカク(大阪)等
どちらもたくさんのミニコミ誌を扱っている書店ですので、
見つからない際には、書店の方にお声掛けください。
2017年05月05日
『アレ』Vol.2に寄稿しました
こんばんは。2016年冬コミC91は、たまには休憩しようかと1回休みをいただいていたので、9ヶ月ぶりの更新。その間、10月のコミティア118(10/23)や第二回文学フリマ福岡(10/30)や第一回文学フリマ前橋(3/26)に参加したりしてました。夏のC92は、申し込んでいるので抽選待ちです。
さて、2017年春の文学フリマで頒布される、『アレ』Vol.2に寄稿させていただきました。
「私が武雄市図書館を擁護する理由ー公共図書館における指定管理者制度についてー」というタイトルで6500字ほど。編集部からのオーダーは、「日頃くむ組むではできないことを、くむ組むの語り口で書いて欲しい」でした。
くむ組むでは、国立国会図書館や分類コード等、図書館に関する話題を書いていて、実際に図書館関係者の方にも多く手にとっていただいています。本当であれば、くむ組む本誌で取り上げるべきだったのかもしれませんが、少し強いトーンで書きたかったことと、「メディアとしての図書館」という広い視点で見てほしいということ、また、くむ組む読者以外の人にも、ぜひ読んで欲しかったことから、『アレ』Vol.2に寄稿させていただきました。
内容を簡潔に話すと、
「武雄市図書館がうらやましい。文化的予算が減る中で、ロールモデルとなる良例なのに、なぜ図書館業界は総論で考えずに、片っ端から叩くのか。インターネット上には、多くの誤解がはびこっているので、それを解消したい。」
とそんな感じです。
まぁ言いたいのは、図書館業界は、図書館があることが当たり前になってないですかね…。本当は、TRCによるほぼ寡占の状態をCCCが変えるとか、もっと踏み込んでも良かったのですが、そこはまた改めて(別に、TRCが悪いといっているわけではないのです。そのような状態を作っている業界が悪いのです)。あと、最終的に「メディアとしての図書館」については、実はあまり書けなかったのですが、最後の目次にて編集長に補完いただきました。感謝。
というわけで、
2017/5/7 第二十四回文学フリマ東京オ-37で、頒布とのことです。各種同人誌書店やVol.1同様いくつかの普通の書店さんでも頒布されるようですので、よろしければご覧いただければと思います。
詳しくは、公式twitterやホームページでご確認ください。
https://twitter.com/club_are
http://ch.nicovideo.jp/are-club
ーーー
さて、『アレ』Vol.2には、校正でも関わらせていただき、すでに一通り読んでいます。
各記事の紹介は公式に譲るとして、いくつかの記事について、読んだ感想を以下にまとめます。
■三宅陽一郎氏インタビュー
最近個人的に、「世界はライブ感を求めている。それは、生きる営みそのものだから」ということを考えているのですが、ゲームAI開発者である三宅氏が、AIをどのように考えていて、ゲームの中でライブ感をどう作り出そうとしているのか、東洋と西洋の考え方の違い等、多岐にわたる話は興味深かった。
■ゲームセンターの未来
ゲーセンのコミュニティのお話。ゲーセンに行かなくてもゲームができる時代に、ゲーセンはどうあって欲しいのかを、ふと考える。
■自殺配信に関する覚え書き
自殺配信って、自己顕示欲の一つだと思うけれど、大々的な自己顕示欲じゃなくて、ささやかな自己顕示欲だよなぁと。1000人は見て欲しくないけど、100人ぐらいは見て欲しい的。
■「痛み」はどうすれば分かち合えるのか
チェルノブイリツアーに参加した体験記。あ、ちょっとツアー行ってみたいと思う原稿だった(行かないけど)。淡々と語っていく語り口が良い。
■ちょっとだけ真面目な異文化のお話
イスラーム教をどう捉えたらいいかというお話。宗教もだけど人々に焦点を、というのがよく分かる。
■清竜人論
清竜人25というグループを引き合いに出しながら、最後、現在のアイドルグループについて論じていくのはおもしろかった。まぁ、確かに今のアイドルグループって加入して卒業してプラットフォーム化しているよね、マンネリ感あるよね、というのはとても分かる。…でも、自分は、プラットフォーム化もありだと思っていて、いろいろなアイドルがいたっていいじゃない!とも思うのです。
ではでは。
さて、2017年春の文学フリマで頒布される、『アレ』Vol.2に寄稿させていただきました。
「私が武雄市図書館を擁護する理由ー公共図書館における指定管理者制度についてー」というタイトルで6500字ほど。編集部からのオーダーは、「日頃くむ組むではできないことを、くむ組むの語り口で書いて欲しい」でした。
くむ組むでは、国立国会図書館や分類コード等、図書館に関する話題を書いていて、実際に図書館関係者の方にも多く手にとっていただいています。本当であれば、くむ組む本誌で取り上げるべきだったのかもしれませんが、少し強いトーンで書きたかったことと、「メディアとしての図書館」という広い視点で見てほしいということ、また、くむ組む読者以外の人にも、ぜひ読んで欲しかったことから、『アレ』Vol.2に寄稿させていただきました。
内容を簡潔に話すと、
「武雄市図書館がうらやましい。文化的予算が減る中で、ロールモデルとなる良例なのに、なぜ図書館業界は総論で考えずに、片っ端から叩くのか。インターネット上には、多くの誤解がはびこっているので、それを解消したい。」
とそんな感じです。
まぁ言いたいのは、図書館業界は、図書館があることが当たり前になってないですかね…。本当は、TRCによるほぼ寡占の状態をCCCが変えるとか、もっと踏み込んでも良かったのですが、そこはまた改めて(別に、TRCが悪いといっているわけではないのです。そのような状態を作っている業界が悪いのです)。あと、最終的に「メディアとしての図書館」については、実はあまり書けなかったのですが、最後の目次にて編集長に補完いただきました。感謝。
というわけで、
2017/5/7 第二十四回文学フリマ東京オ-37で、頒布とのことです。各種同人誌書店やVol.1同様いくつかの普通の書店さんでも頒布されるようですので、よろしければご覧いただければと思います。
詳しくは、公式twitterやホームページでご確認ください。
https://twitter.com/club_are
http://ch.nicovideo.jp/are-club
ーーー
さて、『アレ』Vol.2には、校正でも関わらせていただき、すでに一通り読んでいます。
各記事の紹介は公式に譲るとして、いくつかの記事について、読んだ感想を以下にまとめます。
■三宅陽一郎氏インタビュー
最近個人的に、「世界はライブ感を求めている。それは、生きる営みそのものだから」ということを考えているのですが、ゲームAI開発者である三宅氏が、AIをどのように考えていて、ゲームの中でライブ感をどう作り出そうとしているのか、東洋と西洋の考え方の違い等、多岐にわたる話は興味深かった。
■ゲームセンターの未来
ゲーセンのコミュニティのお話。ゲーセンに行かなくてもゲームができる時代に、ゲーセンはどうあって欲しいのかを、ふと考える。
■自殺配信に関する覚え書き
自殺配信って、自己顕示欲の一つだと思うけれど、大々的な自己顕示欲じゃなくて、ささやかな自己顕示欲だよなぁと。1000人は見て欲しくないけど、100人ぐらいは見て欲しい的。
■「痛み」はどうすれば分かち合えるのか
チェルノブイリツアーに参加した体験記。あ、ちょっとツアー行ってみたいと思う原稿だった(行かないけど)。淡々と語っていく語り口が良い。
■ちょっとだけ真面目な異文化のお話
イスラーム教をどう捉えたらいいかというお話。宗教もだけど人々に焦点を、というのがよく分かる。
■清竜人論
清竜人25というグループを引き合いに出しながら、最後、現在のアイドルグループについて論じていくのはおもしろかった。まぁ、確かに今のアイドルグループって加入して卒業してプラットフォーム化しているよね、マンネリ感あるよね、というのはとても分かる。…でも、自分は、プラットフォーム化もありだと思っていて、いろいろなアイドルがいたっていいじゃない!とも思うのです。
ではでは。